インテリアのテイストが決まらない。そんな悩みを持っている方はいませんか?

基本的にお部屋づくりは個人の自由。好きなものに囲まれていれば結構幸せに過ごせるものです。しかし、ときに嗜好が強すぎて調和を欠いてしまい、落ち着かない部屋になってしまうこともしばしば。そんなときはインテリアのテイストを決めましょう。

インテリアのテイストが決まらずに悩んでいる人のために、代表的で(削除)おすすめの5つのインテリアテイストを紹介します。さらに一歩踏み込んで、お洒落に仕上げるコツについて解説していきます。

インテリアのテイスト決まらないときはどうしたらいい?

インテリアのテイストが決まらないとき、家具のカタログやモデルルームなどを参考にする方法があります。しかし、ご自分のライフスタイルに合ったものでないと窮屈で落ち着かない部屋になってしまうのも確か。お部屋にとって居心地の良さ、安心感は第一条件です。

まずは自分にとっての優先順位をピックアップしてみましょう。お気に入りの家具、好きな色や材質などへのこだわりからテイストを選んでいくのもひとつの方法です。

スタンダードなテイストを参照し、ご自分の嗜好にぴったりのインテリアテイストに巡り合えたらそれに越したことはありません。そこからエッセンスを吸収するのも良いでしょう。カタログや家具サイトにアップされている画像なども大いに参考になります。これらの要素をご自分の嗜好、ライフスタイルとうまく融合させていくことが大切です。

インテリアのテイストおすすめ5選

インテリアのテイストが決まらないときに、代表的で(削除)おすすめの5つのテイストについて解説します。迷ったときにはモデルルームやサンプルを参照するのもひとつの方法です。インテリア専門のサイトや家具の商品カタログにはスタンダードなインテリアテイストが多数掲載されています。そのまま活用したり、アレンジしたり楽しみ方はそれぞれです。

シンプル

無印良品やニトリの家具などに代表されるシンプルテイスト。余計なインテリアを置かないスッキリとした部屋づくりは断捨離ブームの延長線上でもあり、近年もっとも人気のあるインテリアテイストです。高級感はありませんが、それが馴染みやすさにつながりくつろげる雰囲気を醸し出します。収納をうまく使い、あまり生活感を出さないのがポイント。木質を基本に統一感を持たせることでお洒落に仕上がります。

 

チュラル

モダンインテリアのスタンダードと言えるのがナチュラルテイストです。木材やファブリックなど、素材の温もりを感じさせる部屋作りが人気を集めています。基本的なスタイルとしては、ソフトな色合いの木材と白を基調とし、カーテンやテーブルクロスなどでアクセントを付けていきます。このナチュラルテイストを基本に、メタリック系のインテリア、または観葉植物などを配置するナチュラルモダンというスタイルも人気です。

 

北欧

揺るぎない人気を誇る北欧系。白を基調とした近代的なデザインで適度にアクセントカラーを配色します。もちろんアクセントカラーはご自分のお好みの色で。大きめの家具などでアクセントを付けるとコントラストが顕著になり、部屋全体が引き締まるようです。

また、観葉植物や自然素材のインテリアとの相性が抜群なことも見逃せない要素。近代建築と、自然を取り入れる北欧の生活スタイルが融合したインテリアテイストです。

 

ヴィンテージ

流行に左右されないスタンダード。トラディショナルでありながら常に新鮮な味わいを醸し出すのがヴィンテージスタイルです。ヴィンテージとは古さを楽しむインテリアスタイルであり、ある程度の年数を経過した良質な物という意味があります。アメリカの通称関税法では製造から100年に満たない美術工芸品のことを指し、100年以上のものはアンティークと定義されています。

ヴィンテージスタイルは使用感のあるインテリアを活かすのが特徴です。レンガの壁やコルクボード、レザーのソファーを置くだけで、お部屋がヴィンテージに染まるといっても過言ではありません。ひとつひとつのインテリアの持つ魅力が鍵となるため、ご自分の好きなインテリアの収集と部屋づくりを同時に楽しむことができます。

 

和風(アジアン)

板の間や畳敷きによる静謐な空間が特徴的な和風テイスト。数あるインテリアテイストの中でも、ゆったりした配置で落ち着いた雰囲気とそこはかとない高級感を醸し出します。装飾は控えめで、生け花や掛け軸などひとつひとつに存在感を持たせています。畳に寝ころんだり、座ったりが多いため家具はロースタイルが中心。全体的に空間を楽しむといった風情です。この風情が、落ち着いた雰囲気や高級感につながるのでしょう。

和風の基本とも言えるのが畳敷きの床。近年は畳の種類も豊富になり、琉球畳や和紙畳など並べ方ひとつでさまざまなバリエーションを楽しむことができるようになりました。

インテリアをおしゃれに仕上げるコツ

インテリアをおしゃれに仕上げるためには、ある程度の計画性が必要です。まず部屋の採寸をしておくこと。そして、初期投資の予算を考慮しておかなければなりません。初期にまとめて購入しておくと大まかな方向性が決まり、買い足しの際に悩むことはなくなります。インテリアをおしゃれに仕上げる近道です。

家具やファブリックの購入、色彩は好みが尊重されます。しかし、異なる色彩やテイストには相性があるので注意が必要です。

遊びは必要だが、統一感を持たせる

相性の良いインテリアテイストもありますが、初期の段階では複数のテイストが混ざらないようにすること、色彩に関してもある程度の統一感を持たせることが大切です。家具を選ぶ際は、ばらつきが出ないように注意しなければなりません。あらかじめ基調となる色を決めておき、同系色でまとめることがポイントです。床材との相性にも配慮する必要があります。

絨毯やカーペットとファブリック類

絨毯やカーペットはひと目に触れる面積が広いため、インテリアのもっとも重要なアイテムと言えます。家具や床材に馴染む色にするか、アクセントカラーを用いるかはお好み次第。大きさや素材、起毛具合によっても印象が変わってきます。

絨毯やカーペットが決まると、カーテンや寝具、クッションなどファブリック類の色調も決定されます。

ファブリック類の色調は絨毯やカーペットと相性の良い色、そして統一感のある方が落ち着くでしょう。季節や気分によって交換できる楽しみもあります。

配置のポイント

どのようなインテリアテイストであっても、室内の動線を確保することは大切です。通路となる空間は、人がすれ違えるほどの広さが理想でしょう。窓からの陽射しを遮らないことや、椅子を引いて壁に当たらないなどは注意すべきポイントです。また、家具の占める割合が部屋全体の1/3を越えてしまうと、多くの人は窮屈に感じてしまいます。お気に入りの家具であってもほどほどに、使わない家具は処分するなどの決断も必要です。

断捨離やリメイクによる再利用も!

インテリアテイストが決まり、自分の好み、ライフスタイルを反映させることができるようになると、次に何が必要か明確になってきます。インテリアや小物を新しく購入する際にも迷うことはありません。

そうなると、これまで大切にしていた家具やインテリアが不似合になってくることもあります。思い切った断捨離、あるいはリメイクによる再利用など考えてみるのも良いでしょう。

 

まとめ

インテリアのテイストが決まらないときに目安となる代表的な5つのテイストを紹介しました。

基本的にインテリアをお洒落に仕上げるコツは複数のテイストが混在しないことです。しかし、紹介したテイストのうち、シンプルとナチュラルは似て非なるもの。北欧系シンプルやヴィンテージ風ナチュラルなどさまざまな応用が可能と言えます。元より北欧テイストはシンプル&ナチュラルをベースとしていますから、そこに北欧の地域性、特有のライフスタイルが加味されたにすぎません。

つまり、インテリアをお洒落に仕上げる過程で重要なのは、お住まいの地域の気象条件と個々のライフスタイルということになります。それぞれのテイストは、自分のライフスタイルをより充実させるための入り口に過ぎません。インテリアテイストが決まると、いっそう人生がお洒落に、充実していきます。